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山梨県笛吹市芦川町で藍染研修

8月29日〜31日の三日間、水谷はボランティアの大久保繭さんと共に、山梨県笛吹市芦川というところで、藍染の研修をしてきました。
そこは、昨年シルク展をさせて頂いた「てんころりん村」という村おこしをしている場所です。
http://www.tenkororin.com/
そこの野田薫さんが、この村で草木染をやっていきたいという思いで、タデ藍を栽培して下さいました。
タデ藍
私はちょうど、先月カンボジアのIKTTで藍染を教わってきましたので、忘れないうちに、復習も兼ねて、一緒に藍染を研究しようということになりました。
実は藍染は、色々な種類があります。
採りたての生の葉で染める「生葉染」これは、水色に染まりますが、日本のやり方だと、半年間日光に触れないように保存が必要になります。
有名なジャパンブルーになる「すくも藍」これは、じっくり発酵させて色を出していきます。
そして、「泥藍染」藍を一晩発酵させて、さらに灰を入れて、沈殿した液を凝固させたものです。
今回は、生葉染と、カンボジアで教わった、一日発酵させた藍、泥藍染に挑戦してみました。
一日目は、早速、藍の収穫。

薫さんが丹精込めて作ってくださった藍の葉はとっても大きくて、思ったより重さがあり、今回染めるのには十分な量でした。

最初は、かご染と、クリンクルンにしたシルクを生葉染にしました。

生の葉の汁は最初はとても綺麗なグリーンに出ますが、空気に触れて乾かしていくと、青になっていきます。
乾かしては、染るのを3回繰り返しました。

次の日に備えて、発酵液の仕込みをしましたが、ここは標高が1000mもあるので、夕方から、涼しくなってしまい、発酵に必要な温度が保てるかが、課題になりました。発酵してくる事を促進させる為に、お酒と砂糖を加えて、次の日を迎えることにしました。夜はシルクに絞りをしました。

次の朝を迎えると、昨日のグリーンが青色に変化していました!

発酵液は、やはり温度が足りないようでした。昼過ぎまで、一番暑い所に置いて見ることにしました。
もう一つの生の藍液に石灰を加えて攪拌して泥藍を作ることにしました。

一般的に、生の葉染はシルクやウールだけと、聞いていましたが、IKTTの森本先生から、コットンも染まるという事を教えて頂いたので、皆で挑戦してみました。
すると、見事にそまりました。重要なのは、下処理です。十分に生地の糊や蛍光剤を落とさないと、染まりません。
しかし、何度も乾かしては、染るとちゃんと、染まりました。

発酵液も発酵の泡がたくさん出てきたので、染作業に移りました。
今度は、生葉よりだいぶ濃い色です。
これも、3回染たものと、10回染めと試してみました。

最後にこの液にも石灰を入れて攪拌してみました。
すると、藍の緑色が青に変化が出てきました。

薫さんは、春に取った八重桜の染液を用意してくれていましたので、それでも3回染を挑戦してみました。
最初は黄味が強いピンクだったのですが、最後の仕上げの媒染に明礬を使ってみたら、黄味が取れて、
鮮やかなサーモンピンクに変化しました。

植物の持つ色が、色んな表情を出してくれる事に夢中になって染ていました。
なぜか、藍は日本人の心を揺さぶるようです。

実は、そんな藍の色を、カンボジアで染めてられて、彼らの仕事がさらに皆様に認知して頂けるようにと、願っていましたが、今のカンボジア・プルックルンテ村には、この藍を育てる土地がない事が、課題でした。
7月は、IKTTで育てていただいた、藍を使わせて頂きましたが、毎回、そんな訳にはいかないので、どうしたものかと思っていました。
そんな、おりに「てんころりん村」の野田さんが、藍を育てていて下さって、一緒に考えていこうと提案して下さいました。
一緒に研究していく中で、藍の葉っぱを乾燥して保存できる事がわかりました。
そして、泥藍に加工して、保存できる事もでき、それは直ぐに染料として使えるということなので、それらをカンボジアの村で使ってもらう事は、できるという希望が見えてきました。

そして、この村で自然から生み出される色の素晴らしさを体験してもらうワークショップを皆様にも提供できるので、楽しみにして下さい。過疎の村で、この村を愛して農業に励む若者達の希望と夢の力に、この村の老人たちも、とても嬉しそうでした。毎日、新鮮な無農薬の野菜の差し入れで、本当に健康的な研修になりましたし、皆さんがずっと笑顔で、生きがいに燃えている姿が、本当に光って眩しかったです。



shuennowa * - * 00:29 * comments(0) * - * pookmark

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