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5月〜6月カンボジア支援活動

カンボジア支援活動報告

5月28日〜6月11日まで2週間、カンボジア支援活動に行ってきました。
今回の最大の目的は、プルックルンテ村のコ・モン一家とのコミニケーションを取る事でした。
その為に、村に滞在させて頂く計画を立てましたが、
トイレ、水浴びの施設が村には無いので、(村の人達は、全て河で済ましているのです!)

寝泊りはできないので、隣村のムグーンさんというこの村のお世話をしている叔母さんの家に泊めてもらうことになりました。
それでも、水浴びできる施設の水は、雨水です。
その家も、作りは同じ高床式の家で、一階には家畜を飼ったり食事をするスペースがありました。

なんと!薪で火を起こすコンロ

私達は、カンボジアの方達の暮らしぶりを「生」で体験しようと思い、あまり気を使わないでもらうことにしました。
彼らの暮らしを体験して、何が本当に必要なのか、どんな価値観を持っているのかを理解したかったのです。
隣の村と言っても、バイクで30分位かかります。

そうして、たどり着いた村では、どの家も一家総出で機織をしていました。

気温は、40℃近くもある中、皆休まずにもくもくと作業を続けていました。
私達は、コ・モンさん一家の一人一人と意見を交換することができました。
何よりも、おばあさんが今回の訪問をとても喜んでくれていました。
このおばあさんは、最初の頃はいつもしかめっ面で私達を怪訝そうに見ていましたが、今回は、始終ニコニコしてとっても積極的に私達にコミニケーションをとってきました。
何回も来てくれて、今回は、滞在したいという希望を持っていた私達の気持ちがとてもうれしかったそうです。


通訳にいはプノンペン大学の学生ボランティアが同行してくれました。
普段、日本語の勉強では使わない言葉を一生懸命に訳してくれましたし、私達と一緒になって仕事を手伝ってくれたり、カンボジアの人々の暮らしや文化について教えてくれて、とても助かりました。


以前、注文したものが、思うような風合いに出来ていなかった原因についても、素直に教えてくれました。
それは、彼らなりに納品日になんとか、間に合わせなくてならないという思いから、工程をぬかしてしまったり、他の人に頼んでしまったりして、しまったということでした。
私達は、これを踏まえて、今回は少し数を調整することにしました。

一家に、日本人の協力してくれる人達にメッセージをもらいました。
「これから、新しい事を勉強してもっと、皆さんが気に入ってくれるものを作っていきたいです。」「人に来てもらいたくても、貧しくてトイレも無いので、トイレを作れるくらいの仕事をしたい。」と、意欲満々の声をくれました。
彼らの意欲があることが解ったので、クメールシルク専用の新しい機織機を導入することにしました。

一家の大黒柱の旦那さんは、自分の織った布が服になったのが、うれしくて突然、試着されて、とってもご満悦!


二日目は、朝から近所の市場に連れて行ってもらいました。
川沿いの風景は、本当にのんびりしていて、自然が豊かで、究極のスローライフ。戦前の日本の暮らしみたいな感じなのだと思いました。

そして、都会の暮らしとのギャップは、かなりあるように思いましたが、
ここの人達は、近所の子供も自分の子供も変わりなく育てていて、
皆で一台のテレビを見たり、助け合って生きていて、皆の心が通いあっているように感じました。
都市のプノンペンの喧騒は、酷いもので人間として生きる事がとても大変な場所になっています。便利なことを急激に追い求める事は、人間らしい心を忘れてしまいそうになる事を見せてくれているように感じます。

村の人達は、せっかく自然という素晴らしい宝があるので、
染料を化学染料をやめて、地元の草木で草木染をしてもらおうということにしました。
実は、日本の草木染の本に書いてある事を実施して貰おうかと思っていましたが、シュムリアップの近くのプノンスロップ村で伝統の草木染を色々と見せて頂いたり、やり方を教わり、伝統的な素晴らしいやり方があるのを知り、やはり、カンボジアに根付いたやり方にしてもらうことにしました。
カンボジアの果物のランブータンの皮がたくさんあったので、これでも染めてもらう実験をします。


二日目の朝には、驚いたことに、昨日とは違う仕事を皆始めていました。暑い中、大掛かりな縦糸はりや、染色、精錬と、もくもくと集中してやっていたのには、感心してしまいました。子供達も手伝っています。

精錬を一緒にやってみて、水が少ないのと、水がめからバケツでくみ出してくる作業がとても重労働だということが解りました。

彼らは、「水はたりている」と言っていましたが、日本の染色のレベルからすると、洗う回数が足りないのがわかりました。
彼らのいつもの、作業の基準は、環境からきているものが、大きい事が解りました。なんとか、水を川からくみ出して上げられる事を将来的に、考えていかなければならないということでうs。
水がめの水の上ずみは、きれいなのですが、中間くらいになると、ぼうふらが、入ってしまう状態です。

水環境は、今後のテーマになりそうです。

そうこうしていると、夕方には雨が降りそうだから、早く帰らなくては、ならなくなりました。
そして、スコールが来てしまいましたので、車が村まで入ってこれなくなってしまい、2台の馬車で帰る事になりました。
この馬車が、馬に大八車が繋いであるだけのもの。

ぬかるんだデコボコ道の移動手段には、これしかないのです。
初めての体験でしたが、村の周りの環境をゆっくり感じることができて、
良かったです。
この体験で、便利なことばかりが幸せではない感じがしました。
不便が、助け合う気持ちが生みだし、人間同士のコミニケーションが普通にできる環境を作っている事を感じました。

シュムリアップに移動してから、HOCと、新しいスタッフのマラディさん、ムグーンさんと何度もミーティングをしました。

とても、器用なマラディさん      いつも楽しいムグーンさん

シルク作りの伝統のあるプノンスロップ村へ、伝統的なシルクの作り方を教わりに行きました。そこは、水道が通っていて、水が豊富で養蚕から機織までしている村です。
今回、説明してくれた女性は、IKTTで3日間の研修を受けて、全て覚えてしまったという秀才。その知識を元に、伝統的に伝わっているものなどを生かした、オリジナルのものを作っているそうです。スタッフのマラディさんは彼女から研修を受けて、それをコ・モン一家に教える事になりました。

そこでは、フランスのアルチザンというブランドの製品を作っていました。
素晴らしいジャガード織りを見せていただきました。
それは、カシミアのような風合いの布に出来上がっていました。
いつか、このおような事が、彼らもできるようになったら、いいなぁと思いました。


CEALOグローバルハーモニージャパンの実習ファームで、染色用のレモングラスを植えさせて頂く事になり、プリンセス、ドライバーさん、マラディさん、学生、孤児院の子供達と一緒に畑を耕しました。
皆で、やったら広い土地にあっという間に畑ができました。
ドライバーさん達は、以前、農業をやっていたので、とても慣れた手つきで、上手に土地を開墾してくれたのには、驚きました。

次回は、このレモングラスを使って、染色できる予定です。
孤児院の子供達と収穫したレモングラスを仕分けする作業は、以前も少しやったので、段々に、慣れてきて、子供達もとても楽しくできたようです。
子供達の協働も三回目で、ハートスペースのまるさんが、一ヶ月滞在していたので、私達と一緒に働く事に違和感がなくなっていたようで、まるさん本当にご苦労様でした。
今は、農業のプロのクマさんが滞在中、次回、どんな状況に変化しているのでしょう!

プノンペンでは、ダイレクトアクションの準備と、孤児院訪問をしたり、

今後の支援活動について、皆でディスカッションしたり、
最後にはCEALOのお誕生日に頂いた大きな蓮の花束のお花を頂いて、蓮の花でショールを草木染したり、花ビラをドライフラワーにしたりしました。

カンボジアの自然を味わい、カンボジアの皆さんとたくさんの協働できた実感のある活動でした。






shuennowa * - * 11:17 * comments(0) * - * pookmark

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